-“WoodWing Enterprise”が日刊100ページのマルチデバイス発行の運用を実現。App Store無料ニュースカテゴリランキング1位を獲得-

毎日新聞社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：朝比奈豊）は、同社とスポーツニッポン新聞社が共同で制作したマルチデバイスアプリ『TAP-i（タップアイ）by毎日新聞＋スポニチ』を5月25日にリリースしました。本アプリは、配信翌日にApp Storeの無料アプリランキングで3位、ニュースのカテゴリでは1位と注目を浴びている新ニュースアプリです。本アプリの編集・制作には、株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン（略称：VPJ、本社：東京都渋谷区、代表取締役：三村博明）が提案・販売を行うエンタープライズコンテンツマネジメントシステム〝WoodWing Enterprise”が採用されています。VPJは、本システムによる日刊100ページのコンテンツ発行を実現する編集・制作環境の構築から運用コンサルティングまで、一貫してサポートを行っています。 今回、同社よりリリースされた新ニュースアプリ「TAP-i」は、毎日新聞とスポーツニッポンの記事に加え、従来紙面では掲載しきれなかった多数の写真や動画コンテンツが盛り込まれた新たなデジタルメディアです。iPadやiPhone、Android OS搭載のタブレットとスマートフォン（以下「Android端末」）に向け、毎日100ページのアプリが発行されています。激化する有料新聞アプリ市場のなかでも、単純な新聞本紙からのコンテンツの流用ではなく、デジタルデバイスの特性を活かすタップやスワイプの操作が組み込まれ、読者に読みやすく感覚的にニュースを得ることのできるコンテンツが追求されています。

本アプリの編集・制作に採用された「WoodWing Enterprise」は新聞や雑誌の制作に使用されるAdobe InDesignをベースに効率的なデジタルメディア編集・制作を行うことができるエンタープライズコンテンツマネジメントシステムです。従来の紙媒体の編集作業で使用されていたAdobe InDesignをベースに、多メディアへ向けたリッチなコンテンツ制作が可能となっています。また、本システム上はネットワークを用いたオンラインの編集・制作作業を行うことが可能で、複数人による同時コンテンツ制作を実現しています。さらに、本システムはオープンな構造を採用しており、同社において従来の新聞制作に利用されている記事管理システムとの連携しています。そのため、従来の紙面制作環境からのコンテンツ流用をスムーズに行い、スピーディかつ大量ページのコンテンツ制作を実現しています。
今回VPJは、同社ビジネス開始にあたり、本システムの導入から、同社既存システムの連携によるコンテンツ共有・毎日新聞本紙の会員管理システム連動による読者購買の仕組みの構築までを一貫してサポートしました。今後、導入後の運用も引き続きサポートしていきます。
なお、VPJは2012年7月に開催される電子出版EXPOに出展いたします。当社ブースにて、毎日新聞社をスピーカーとして招いたユーザーセッションの開催を致します。イベントに関する詳細の情報は、右記URLをご覧ください。⇒http://www.vpj.co.jp/ebooks/

＜同社における“WoodWing Enterprise”採用のポイント＞

1） 紙面コンテンツの活用
本システムは、オープンなシステム構造のため、外部システムと柔軟に連携します。同社では既存の記事管理システムとの連携により、コンテンツ流用をスムーズに行うことのできる仕組みを実現しています。

２）編集・制作フローの構築
本システムは、ネットワークを用い編集制作を全てオンラインで行うことができます。さらに、編集中のコンテンツは複数人で共有し、同時に編集・制作作業を行うことが可能。これら仕組みによるグループワーキングが、同社の日刊100ページかつ複数メディアに対するリッチコンテンツの発行を実現しています。

３） メディア特性に合わせたコンテンツ表現
本システムは、複数デバイスにあわせたリッチコンテンツの製作を行うことができます。iPad、iPhone、Andoroid OSの各種タブレットなど、１つのInDesignレイアウトとソースを有効活用し、複数媒体に対して同時編集を行うことのできる環境を提供します。

＜“WoodWing Enterprise”により実現した"TAP－i”の多彩なコンテンツ一部紹介＞

●ソーシャルメディア連携
提供コンテンツを、Twitter や FacebookなどのSNSで情報共有することができます。

●スクラップ機能
気になるページのみを保存することのできる機能が提供されます。

●ニュース速報
最新ニュースをプッシュ配信で送ることが出来ます。

●記事の音声読み上げ
一部の記事には、記事読み上げの音声ファイルが埋め込まれていて、ボタンのオンオフで再生が可能です。

●追加予定の様々な機能
今後配信されるアプリは6ヶ月に1度のアップデートを予定しており、順次機能強化がされます。ダウンロードしたコンテンツが長期保存できるアーカイブ機能から、画像をタップした際によりワイドな写真を見ることができるズーム機能、興味のある章ごとにダウンロードできるセクションダウンロードなど、ビューアー・配信サーバを同時進行で改良しています。

### TAP-iについて ###

TAP-i は「ニュースを、さわろう。」をコンセプトに、「読む」だけの新聞から「さわって感覚的にニュースを得る」ことを目指します。日頃から新聞をお読みの方には、紙面にはない素材と表現方法を持った TAP-i をあわせて手にしていただくことで、より広く深く、多角的にニュースをお楽しみいただけます。また、普段は新聞を読まず、日常的な情報のほとんどをスマートフォンやタブレットから入手している若い世代の人たちには、この TAP-i を新しい情報入手ツールとして受け入れてもらうことを目指しています。単なる「新聞の電子版」ではなく、直感的にニュースに親しめ、わくわくできるデジタル媒体です。

【利用方法】
iPad、iPhone ： App Store から「TAP-i」（アプリケーション）をダウンロード
Android 端末 ： GooglePlay から「TAP-i」（アプリケーション）をダウンロード
※毎日新聞本紙と併読される場合は、「毎日 ID」を取得してからダウンロードする必要があります。
※TAP-i（アプリケーション）のダウンロード後は、毎日届く最新号をダウンロードしてお読みください。
TAP-iの詳しい情報はこちら http://www.mainichi.co.jp/tap-i/