History

VPJヒストリー

VPJバックグラウンド

1994年の創業以来一貫して各種媒体制作におけるコンテンツプロダクション分野をターゲットにソリューションを提供しています。創業時は丁度コンピュータグラフィックスの普及期に当たり、SGIを始めとするUNIXワークステーションを先頭にApple MacintoshやWindows PCが様々なコンテンツ制作分野での活用を模索していた時期です。

創業者はSGI(当時シリコングラフィックス)の日本国内の「セールス」ディレクターを務めており、SGIの先端技術とAppleの可能性に着目し、この二つの異なるアーキテクチャーを用途に応じて統合していくワークフローを業界に先駆けて提案し大きな評価を得ております。

VPJバックグラウンド

特に広告・印刷・出版などのDTP業界向けにSGIサーバーをベースにアップルアーキテクチャを統合する”DTPターボサーバー”をリリースして累計で300社以上の顧客を獲得しております。現在の主力であるデジタルアセットマネジメントシステムも既にこの分野向けに立ち上げており業界の先駆者として活躍しました。また創業当時からVPJのマーケットは映像分野にも広がっており、様々な最先端技術の欧米のベンチャーと提携し常にこの分野のパイオニアとして活躍しています。

特に2000年代ではインターネットの普及に伴い2007年から模索していた沖縄におけるクラウドビジネスが軌道に乗り、従来の広告・印刷・出版等の制作現場に近い顧客から現在の主力である流通・製造ブランドの販促・マーケティング部門等の上流のコンテンツに関わる顧客にもマーケットは広がりを見せてます。

その後輸入物販中心であった映像部門を2011年には国内の映像機材製造会社に売却し、現在の源流となるDAMソリューションの専業ベンダーとして方向を転換しております。一方iPhoneやiPadの登場によりコンテンツやデバイスの多様化が進みDAMソリューションにも自ずと変化が求められてきて2016年には新たなDAMソリューションとして「CIERTO」の開発に着手して今日に至っています。

1st Stage(創業期)

DTP、CG、放送・映像業界のコンテンツプロダクションワークフローに特化した新しいビジネス分野を創るマーケティング企業として設立される。この時期、提携する海外のグローバルパートナーの製品を導入し国内で提供するスタイルをメインとしてビジネスを展開する。

  • CROSS MEDIA(DTP)

    1994
    株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパンを設立。Silicon Graphicsと販売パートナー契約を締結し、UnixとMacの相互通信を可能とする「TransferPro」、及び「K-Ashare」の販売を開始。
    1995
    「米ボストンArchetype社と業務提携、アップルシェアサーバーの「Hellios」をベースに「InterSep OPI」をSGI Serverをベースとした自社ブランド「DTP Turbo Server」として販売開始する。
    1996
    米Adobe社と業務提携、国内唯一の認定リセラーとしてPhotoshop、Illustrator及びPremierを米Adobe社と業務提携、国内唯一の認定リセラーとしてPhotoshop、Illustrator及びPremierをSGI O2ワークステーションと連携させ販売。
    1997
    独Science-Divisionと業務提携、世界初のビデオとCGのマッチムーブツール「3D-Equalizer」の販売を開始。
    Archetyoe社がDTP向けのDAMシステム「MediaBank」を開発し、ローカライズし国内代理店となる。
    日本国内初のDAMシステムとして 「DTPターボサーバー」にDAMを搭載する。
    1998
    米ストレージベンダーMicronet社と業務提携、「DTPターボサーバー」と連携する「DD7000」の販売を開始。
    1999
    米Xinetと業務提携、アップルシェアサーバー「FullPress」及びWebベースファイルシステム「WebNative」を搭載した「DTPターボサーバー」のニューモデルを販売開始。
    2000
    「米nothingRealと業務提携、国内総代理店としてソフトウエア VFXツールコンポジションツール「Shake」の販売を開始。
    2001
    ロンドンの大手ポストプロダションSmoke&MIller社の開発部門UniqueID社と業務提携、映像データ管理ソフト「CakeS」の販売を開始。
    2002
    Xinet社がDAMリューション「Venture」をリリース、「DTPターボサーバー」のオプションとして販売開始。
    「FullPress」と「WebNative」を搭載した「DTPターボサーバー」の導入社数が200社を超える。
    米Micronetの販売店として世界トップの販売記録を更新。
    2003
    米Apple と業務提携、認定Apple Solution Partner へ登録。自社開発による映像データ管理ソフト“thiiDa” をリリース。
    2004
    英Dev Zeroと業務提携、データ配信ソリューション「nVerge」及びプリフライトソフトウェア「printSure」の国内での販売を開始。
  • VIDEO・CG

    1994
    株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパンを設立。Silicon Graphicsと販売パートナー契約を締結し、UnixとMacの相互通信を可能とする「TransferPro」、及び「K-Ashare」の販売を開始。
    1995
    「米ボストンArchetype社と業務提携、アップルシェアサーバーの「Hellios」をベースに「InterSep OPI」をSGI Serverをベースとした自社ブランド「DTP Turbo Server」として販売開始する。
    1996
    米Adobe社と業務提携、国内唯一の認定リセラーとしてPhotoshop、Illustrator及びPremierをSGI O2ワークステーションと連携させ販売。
    1997
    独Science-Divisionと業務提携、世界初のビデオとCGのマッチムーブツール「3D-Equalizer」の販売を開始。
    Archetyoe社がDTP向けのDAMシステム「MediaBank」を開発し、ローカライズし国内代理店となる。
    日本国内初のDAMシステムとして 「DTPターボサーバー」にDAMを搭載する。
    1998
    米ストレージベンダーMicronet社と業務提携、「DTPターボサーバー」と連携する「DD7000」の販売を開始。
    1999
    米Xinetと業務提携、アップルシェアサーバー「FullPress」及びWebベースファイルシステム「WebNative」を搭載した「DTPターボサーバー」のニューモデルを販売開始。
    2000
    「米nothingRealと業務提携、国内総代理店としてソフトウエア VFXツールコンポジションツール「Shake」の販売を開始。
    2001
    ロンドンの大手ポストプロダションSmoke&MIller社の開発部門UniqueID社と業務提携、映像データ管理ソフト「CakeS」の販売を開始。
    2002
    分散レンダリングソフトウェア「rush」の販売を開始。
    Xinet社がDAMリューション「Venture」をリリース、「FullPress」と「WebNative」を搭載した「DTPターボサーバー」の導入社数が200社を超える。
    米Micronetの販売店として世界トップの販売記録を更新。
    2003
    米Apple と業務提携、認定Apple Solution Partner へ登録。自社開発による映像データ管理ソフト“thiiDa” をリリース。

2nd Stage(成長期)

創業から10年を経てビジネスは成長しオフィスも拡大する。この時期、従来の印刷を主にした製作部門に留まらず出版社や一般企業の内製化向けのソリューションを提供開始。積極的に自社のソリューションの開発や海外製品のカスタマイズを行う。

  • CROSS MEDIA(DTP)

    2004
    CG や放送・映像業界へのXsan の販売を開始。
    2005
    Web to PrintのトップベンダーであるイスラエルのPress-Sense社と業務提携、世界的な製品ブランド「iWay」の販売を国内で開始。
    2006
    沖縄電力のデータセンターFRTにて「Xinet WebNative」をDAMソリューションとしてASPビジネスをスタート。
    DTPターボサーバーの商標を「ターボサーバー」へと変更、ユーザー層は従来の制作会社から一般企業へと拡大する。
    2007
    独Dalim社と業務提携、オンライン校正ソリューション「DiALOGUE」の販売を開始。
    2008
    一般企業をターゲットとした自社開発のデジタル資産管理ソリューション”thiiDa2“の販売を開始。
    「ターボサーバー」のユーザー数が300社を超える。
    2009
    オランダWoodWing社と業務提携、Adobe inCopyとinDesignと連携する出版ソリューション「WoodWing Enterprise」の販売を開始。
    沖縄データセンターをFRTから宜野座に移動、宜野座オフィスをオープン。thiiDa2のクラウドビジネスを開始する。
  • VIDEO・CG

    2004
    CG や放送・映像業界へのXsan の販売を開始。
    2005
    Web to PrintのトップベンダーであるイスラエルのPress-Sense社と業務提携、世界的な製品ブランド「iWay」の販売を国内で開始。
    2006
    TigerTechnology と業務提携、次世代ファイル共有システム「metaSAN」の販売を開始。
    DTPターボサーバーの商標を「ターボサーバー」へと変更、ユーザー層は従来の制作会社から一般企業へと拡大する。
    2007
    独Dalim社と業務提携、オンライン校正ソリューション「DiALOGUE」の販売を開始。
    2008
    米Adobe と業務提携、認定Videoreseller として活動を開始。 一般企業をターゲットとした自社開発のデジタル資産管理ソリューション”thiiDa2“の販売を開始。「ターボサーバー」のユーザー数が300社を超える。
    2009
    独IRIDAS 社と業務提携、リアルタイムDIソリューション「IRIDAS」の販売を開始。
    沖縄データセンターをFRTから宜野座に移動、宜野座オフィスをオープン。
    沖縄データセンターをFRTから宜野座に移動、宜野座オフィスをオープン。thiiDa2のクラウドビジネスを開始する。

3rd Stage(変革期)

iPad及びiPhoneに代表される従来にはなかった新しいプラットフォームの登場によりマーケットは変化。ビジネスのターゲットも従来の制作会社からメーカー等のブランドホルダーに変化する。またビジネスの形態もクラウド型ビジネスを含むソフトウェア販売を中心としたソリューションやインテグレーションそしてサービスの提供へと変化。このビジネススタイルの変遷に合わせDAMを中核とした次世代のコアテクノロジーの開発を開始する。

  • CROSS MEDIA(DTP)

    2010
    WoodWing 社の「Apple iPad 用Digital Magazine 制作ツール」を国内唯一のソリューションとして販売を開始。
    2011
    WoodWing 社がDigitalMagazine 事業をAdobe 社に売却。Adobe認定ソリューションパートナーとして引続き「DigitalMagazine ツール」の販売に携わる。

    2012
    沖縄のクラウドサービスを新ブランド名「Digital Paradise」として提供開始。
    米Xinet社がカナダのNorthPlains社に買収される。NorthPlains社と新たなパートナーシップを構築。
    2013
    ベルギーApprove社と業務提携、DTP, Video, Web製作に向けたクロスメディアオンラインプルーフィングソリューション「APROOVE」の販売を開始。
    2014
    コンテンツ制作の為のクラウドサービスのラインナップを拡充。WebtoPrintサービス「Digital Promotion」、DAMソリューション「Digital Asset」、オンライン編集ソリューション「Digital Edit」、オンラインコミュニケーション「Digital Collabo」の提供を開始。
    株式会社ジゾンと業務提携、Web-CMS「HeartCore」の販売を開始。
    2015
    thiiDa2に代わる新なDAMソリューションとして”CIERTO"の開発に着手
    2016
    「CIERTO」の開発拠点として、フィリピンマニラに現地法人を設立。「CIERTO」を次世代のDAMソリューションとしてリリース。ブランドマネジメントに特化したソリューションを提供するドイツcenshare社との業務提携を発表。
  • VIDEO・CG

    2010
    放送映像部門を分社化。シリコンスタジオ株式会社が有する映像部門と経営統合。

    2011
    独IRIDAS 社と業務提携、リアルタイムDIソリューション「IRIDAS」の販売を開始。
    Adobe認定ソリューションパートナーとして引続き「DigitalMagazine ツール」の販売に携わる。
    2012
    ビジュアル・グラフィックス株式会社の全株式を株式会社朋栄に売却。 カナダのNorthPlains社に買収される。米Xinet社がカナダのNorthPlains社に買収される。NorthPlains社と新たなパートナーシップを構築。
    2013
    ビジュアル・グラフィックス株式会社の全株式を株式会社朋栄に売却。

4th Stage(新たな飛躍へ向けた再スタート)

「CIERTO」のファーストバージョンをリリースしライセンス販売とクラウドサービスを開始する。VIDEO/CG部門の売却後ハードウェアビジネスから撤退。主力は全て自社開発のDAMシステム「CIERTO」を中核に内外のソフトウエアと連携するソフトウエア中心のソリューションベンダーとして飛躍を目指す。

2017
自社ブランド“CIERTO” を基幹とした印刷業界向けワークフローサーバー「 ターボサーバーEXPRESS」 、新クラウドサービス「Digital Asset」販売を開始。
オランダElpical社と業務提携、制作現場向け一括画像処理ソリューション「Claro」の販売を開始。 デジタルエクスペリエンスプラットフォーム「censhare」を大手電機メーカーに納入。
2018
ローカルサーバーとしてMac/Windows環境からのフルマウント制作をサポートするローカルNASとクラウドの双方向連携ソリューション「Local Production Cloud」の販売を開始。
2019
自社ブランドであるデジタルアセット管理(DAM)システム「CIERTO」のバージョン2.0をリリース。オートメーション機能やスマートフォン対応、EC向け画像変換・商品情報書き出しプリセット機能など多くの新機能を搭載。CIERTOのクラウドユーザー数が100社を超える。総務省が支援するASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019において「CIERTO」がASP・SaaS部門総合グランプリを受賞。
2020
デジタルアセット管理(DAM)システム「CIERTO」のバージョン2.6をリリース。インターフェースを刷新しユーザビリティを向上。クロスメディア対応のオンライン校正機能の搭載、チャットツールへの自動通知、動画字幕/AI自動抽出など多くの新機能を追加。SAML認証対応などセキュリティ面も強化。

CIERTOの導入実績が200社を超える。

CIERTOが総務省公表のガイドラインに則った「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定」を取得。
「CIERTO」のオプションとしてAdobe CC環境における在宅勤務・リモートワークを支援する「CIERTOLink」をリリース。コロナ禍におけるAdobe製品と連携するクリエイティブワークフローのオンライン化を実現する。
2021
「CIERTO」の「オンラインコラボレーション」機能を強化。 コンテンツ制作における校正プロセスをオンライン化する事により、課題となっていた進捗管理や校正・承認を全てリモートから行う事が可能になる。コロナ禍におけるクリエイティブワークの効果的な在宅勤務をサポート。

Aproove WMリリース
プロジェクト管理システム「APROOVE WM」をリリース。APROOVEオンライン校正機能をさらに発展させたコンテンツ制作(WEB/印刷/動画媒体)ワークフローをサポート。「CIERTO」との連携も強化「APROOVE VM」とのSingle Sign-OnによりDAMと連携する進行管理や複雑な承認フローをサポートするシームレスなワークフローが可能になる。

「CIERTO」の新機能として「CIERTO PIM」をオプションとしてリリース。商品情報管理(PIM)に関しては、製造業・流通企業の宣伝・販促部門でニーズが高く、これまで商品情報管理ソリューションとして「CIERTO+」(シエルトプラス)を開発前提のライブラリーとして提供してましたがPIMオプションとしても利用可能になる。「PIMによりECサイトやカタログ、WEBそしてSNSなどの企業の販促活動における媒体制作と直接連動できる業界唯一のDAMソリューションとなる。
2022
AdobeCCとCIERTOクラウドの連携を実現するCIERTOLinkがバージョン管理に対応する。既に同名のファイルが登録済みの場合、上書きでアップロードすると既存のファイルがバージョンとして保存/管理することが可能になる。バージョンファイルはCIERTOのプレビュー画面からバージョン履歴を閲覧し過去バージョンをダウンロード可能。

「CIERTO」が CIO Magazine 社のAPECエリアにおける主要Digital Asset Management SystemのTop10に日本国内からは唯一のDAMソリューションとして選定される。