株式会社ダイヤモンド・グラフィック社 様

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株式会社ダイヤモンド・グラフィック社

当社はダイヤモンド社の印刷部門から分離、独立。雑誌や書籍などの出版刊行物における製作から印刷・配本までを担当してきました。紙媒体を中心にサービスを展開してきましたが、お客様ニーズの変化に伴い、ホームページやSNSなどのコンテンツ制作、動画制作、システム開発など、メディア横断でのソリューションを幅広く提供し、持続的な成長を実現しています。書籍制作の豊富な経験、企画から制作・納品までの一貫制作体制で、優れたコストパフォーマンスを実現します。

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様々な利害関係者を巻き込んだ週刊誌のネットワークパブリッシングの実現

-人気ビジネス雑誌「週刊ダイヤモンド」を支えるオンライン編集ワークフロー-

  • 社内外の関係者が介在する編集フローの最適化

    当社ではダイヤモンド社の雑誌制作にWoodWing Studio(以下、WWS)を活用しています。このシステムを用いることで、編集長、デスク、進行管理担当、制作担当など最大で30人が同時アクセスする制作環境においても共通のプラットフォーム上で制作データを共有し、編集作業を同時並行で進行することが可能となりました。この効果により、関係者間でのデータの確認や受け渡しの手間を大幅に削減し、編集フローの効率化に成功しています。

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  • マスターファイルでのオンライン編集業務

    WWSを使用するとプルダウンで制作担当者を選択するだけでInDsginデータを制作担当者に共有することができる為、制作依頼や制作後の入稿にあたり都度クラウドストレージを介してデータを共有する必要がありません。制作担当はWWS上にあるマスターのInDsginを編集しその編集履歴は全てWWS上で管理することが出来ます。過去のバージョンデータの確認や復元が簡単に行えますので効率的かつ安全に作業を進めることができます。

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  • 進行管理機能による編集・制作ディレクション

    WWSの導入により進行管理プロセスが大きく変革されました。週刊誌は締切が非常にタイトな為、進行管理部門は常に各ページの進捗を気にしなければなりません。WWSでは制作担当からわざわざ報告をもらう必要なくオンライン上で最新の誌面プレビューの確認及び進捗状況を把握することができます。進捗はページ単位だけでなくページ内の記事ブロック単位でも確認できるため、より細かい進行管理が出来る様になりました。

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導入の背景 | 担当者様インタビュー

外部関係者とのコラボレーションや編集業務を効率化する上で不可欠です。

「週刊ダイヤモンド」は電子版の人気もさることながら紙面版の売上も底堅く、購読者の維持や更なる獲得を目指してよりよいコンテンツを効率的に制作することが求められています。一方コロナによる働き方の変化がありリモートで働く社内外の関係者も増えた為、今まで以上に円滑な制作・編集コミニュケーションが行える環境の整備も求められています。こうした状況に対応するため当社ではオンライン編集ソリューションWWSを活用しています。週刊の為、データ共有が短い期間に頻繁に行われるのでマスタ―ファイルへの編集を軸にした編集環境は無くてはならない仕組みになっています。コロナ禍で一気に在宅勤務者が増えましたが特にこの時にシステムのありがたみを感じました。今はまた出勤する事が増えてきましたが短期間に社内外とのコミニュケーションが多く行われる点は変わらないので、引き続きWWSを活用していきたいと思います。

活用方法

  • マスターファイルでのオンライン編集業務

    WWSは制作担当がInDesignのプラグインソフトからシステムへアクセスし最新の写真や記事を取得したり、完成したレイアウトファイルを共有する事ができるため、従来のInDesignを利用した制作作業と変わりなく業務を進める事が可能です。同システム導入前は、メールや共有ストレージでデータを共有しており更に制作者が各々の端末にデータを取得し作業を行うため、最新データを確認する事が困難な状況でした。当システムでは今までの制作手法を維持しながら一つのマスターファイルを用いたワークフローを確立できるので、どれが最新のデータなのか効率的に把握することが出来ています。

  • WEBブラウザベースでのスムーズな素材確認、制作依頼

    読者に向けて魅力的なコンテンツを企画する時間を確保するためにも編集・制作業務の効率化が重要だと捉えています。WWSは、汎用のWebブラウザからも利用できます。編集長やデスクは誌面で使いたい素材を企画ごとに収集し、 集めた素材はWebブラウザでプレビューが表示され、選定や確認作業をスムーズに行う事が可能です。過去の誌面に使われた素材も検索や確認ができるため、コンテンツの再活用も促進します。WWSにアップロードするとプレビューが生成され、視覚的にデータ確認する事ができるため、効率的な企画・編集業務が可能です。

  • 進行管理機能による編集・制作ディレクション

    WWSの採用により、どこにいても最新の誌面情報を共有することが出来るようになりました。在宅業務が大幅に増加した昨今ではその重要性は更に大きくなっています。制作の進捗状況は、紙面のオンラインプレビューでステータスが色別に表示されるため詳細の状況を把握する事が出来ます。編集長、デスク、進行管理担当は各アーティクルごとに進行状況をリアルタイムに把握した上で制作者へのディレクションを行っています。従来発生していた細かい電話やメールでの進捗確認業務は一掃され、モニター一つで誌面の状況が手に取るよう把握出来るようになりました

  • 自動PDF書き出しによる校正業務支援

    同社の業務では、文章やデザインレイアウトのチェックなど各工程ごとにPDFを出力しデータを確認する業務があります。これまではInDesignを用いてPDFを生成し、関係者に配布する作業が発生していましたが、WWSではシステム上で必要な時にPDFを自動出力することができるため、こうした業務が不要になりました。PDFに対してはiPad上で校正することが多いですが、WWSでも校正機能が搭載されているので今後利用したいと考えております。

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出版・新聞社のためのオンライン編集ソリューション

WoodWingStudioは大手新聞社・出版社を中心に全世界で3000社以上の導入実績を持つエンタープライズコンテンツマネジメントシステムです。
WoodWingStudioは撮影から編集・ライティング・デザイン・制作・校正・管理・配信にわたる一連のプロセスを統合、Adobe InDesign・InCopyをベースにネットワーク上における複数人での紙面編集を可能にします。紙だけでなくWeb、SNS、タブレットなどメディアが増える中で媒体制作におけるプロセスの生産性を高め、情報を集約し、効率的なクロスメディアパブリッシングを実現する新しいワークフローを提供します。