Case Study

- 導入事例 -

日置電機株式会社 様

プロモ課

営業 / 販社

海外拠点

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日置電機株式会社

「測る」の価値をあらゆる産業へ。HIOKIは、電気計測器の専門メーカーです。産業のマザーツールと呼ばれる電気計測器。製品の研究開発や生産をはじめ、電気工事の保守点検など、さまざまな場面で使われています。今日も新たな「測る」の可能性を追求し、価値のある電気計測器の開発、生産、販売・サービスを進めています。

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プロモーションコンテンツ一元管理を起点とした全社的なDXの実現

- 年間3,200時間の業務短縮を実現する最新DAM運用 -

  • 年間3,200時間短縮・約960万円のコスト削減

    同社では製品発売時にカタログ、ホームページなどの販促媒体を専門に作成するプロモ課を中心に、多岐にわたる部署で多数のプロモーションコンテンツを作成します。一方、コンテンツを活用する営業、海外拠点は必要なデータの保管サーバーや新旧データの把握が困難で、受渡しや取得にも膨大な時間がかかり余剰な時間(=コスト)が発生しておりました。CIERTOでのデータ一元管理・活用により年間3200時間の時間短縮、約960万円のコストダウンを実現しました。

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  • 売上に直結するブランドイメージの向上

    本社では営業活動に有効なコンテンツを精力的に作成する一方で、そのコンテンツは社内サーバーに点在していたため、営業各拠点でタイムリーに活用することは困難でした。これにより提案品質にばらつきが生じたことから、販売店ECサイトに掲載しているデータ品質のコントロールも不安定となり、ブランドイメージや売り上げへの影響が懸念されておりました。CIERTO導入後は、国内外営業拠点、販売店に対して常に最新で高品質なデータを提供し自社ブランドイメージの向上に繋げております。

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  • 体制強化で企業意識の改革

    ECサイトに掲載する製品写真の形式変換、リサイズなど専門性の高い作業、拠点チラシの大量出力など、各拠点のWEBやデザインに関する相談依頼が専門部署のプロモ課に集中していました。CIERTO導入後はデザインソフトを普段使用しない社員でも必要に応じた編集ができるため、自主作業の意識が高まっています。新型コロナの感染拡大によりロックダウンが続いた中国拠点では、在宅ワークでCIERTOを活用しながら本社とコミュニケーションすることで、困難な状況を見事に乗り越えております。

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導入の背景 | 担当者様インタビュー

社員が自分たちで運用できるしくみの構築が重要

社内でのシステム導入プレゼンでは「一般的なオンラインストレージのように形だけのファイル共有では運用に乗らない」ということを念押ししました。なぜならばファイルの高速アップロード、一元管理による一発検索、用途に合わせた編集、そしてお客さまへのスピーディーな展開といった操作を利用者自身で簡単にできる仕組みでなければ、これまでと何も変わらないことが明白だったからです。CIERTOはデータ検索のためのメタデータ運用や、画像形式変換による多媒体展開などパッケージとしての完成度がどの競合ソフトウェアよりも非常に高く、導入後の効果は絶大でした。今後は、営業拠点間でのコンテンツ共有による横のつながり強化、販売店に対してアクセス権限を付与することで競合優位性を高めていきたいと考えております。また、近い将来にはブランディング強化に向けて自社Webサイト、複数のECサイトに対して統一された製品情報を配信すべく、商品情報管理としての機能拡張も検討したいです。

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    豊富な電気計測器をラインナップ

活用方法

  • 顧客への素早い情報提供機能で営業支援を実現

    営業部門では従来、ホームページに未掲載のPR資料、カタログ、セミナー動画など、比較的容量の大きいデータを顧客へ渡す場合の配信方法に課題を抱えておりました。メールで送信する際には、送信容量制限の影響を受け、仕方なく分割したり、CD-Rで送付するケースがありました。CIERTO導入後は顧客にダウンロード用URLを通知するだけの簡単操作で、複数資料や大容量データを一挙に送付することが可能になりました。また、30分程のセミナー動画から必要なシーンのみを切り取って、お客様にピンポイントで訴求できることも、営業活動の効率化につながっています。

  • 運用拡張を促進する営業の活用アイディア

    本社で作成したプロモーションコンテンツのみならず、営業が作成した提案資料やセミナー資料も社内共有ナレッジとしてCIERTOに蓄積されております。これを活用し、Zoomでのオンラインセミナー終了時には、CIERTOのダウンロード用URLを利用してプレゼン資料のダウンロードを可能にしました。また、セミナー後のランディングページにもダウンロード用URLを使用し、CIERTOのファイルを移動したり複製することなく関連資料のダウンロードを可能にしたことで、これまで発生していた手間を大きく削減できました。営業活動におけるCIERTO活用のアイディアが随所に見受けられ、今後更なる運用拡張が予想されます。

  • 海外拠点へのスピーディなコンテンツ共有と活用

    同社に導入したシステムは、社内のNASとクラウド上にあるCIERTOが自動的に同期する設定になっております。このため、NASへデータを登録するだけのシンプルな作業で本社から数十拠点におよぶ海外拠点へ一斉にデータを共有することが可能になりました。これまで利用していたデータ共有クラウドよりも通信速度やシステム環境が格段に改善されたため、多くの賞賛の声を頂いております。また、ユーザインターフェースとサムネイル表示が直感的でわかりやすいため、欧米やアジア諸国の拠点においても導入後すぐにシステムが浸透しました。1時間トレーニングを受ければすぐに使える高い操作性がこれを後押ししております。

  • EC制作における正確なデータ収集、配信を実現

    ECサイト制作部門ではデザインソフトを扱わないため、毎回プロモ課へEC用の画像変換やリサイズ作業を依頼する必要がありました。また販売店のECサイト用に製品データを提供する際も、数百種類の製品写真や関連カタログを人力で選別して提供していたため、多大な時間がかかりタイムリーな配信に苦戦していました。CIERTO導入後はECサイトに掲載する最新の製品写真をExcelやCSVなどの商品リストファイルから一瞬で収集することが可能です。さらに収集した製品写真をそれぞれのECサイトに適した画像形式やサイズに一括で変換できるため、必要なタイミングでリアルタイムな配信が実現しております。

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デジタルアセット 管理システム

デジタルアセット管理システム「CIERTO(シエルト)」は、企業の事業活動(広報・宣伝・販促・営業活動)における媒体・コンテンツ制作に関わるあらゆる情報をクラウドやライセンスベースで一元管理するシステムです。コンテンツ制作に関わる各関係者は、CIERTOを中核にオンラインで制作工程を進行することにより、媒体制作における生産性向上やリモートワークが実現します。CIERTOは商品に関わるマスタ情報を一元管理し、ECサイト、Web-CMSへの情報配信も支援します。統一された情報を多メディアに展開することでのブランド管理やチャネル配信のリードタイム短縮を実現し、企業の販促活動をサポートします。
CIERTOは日本国内における実績と先進性を評価されて総務省が支援する「ASPICクラウドアワード2019」において総合グランプリを受賞しています。2022年には「APAC CIOOutlook」において「2022DAMソリューションプロバイダTOP10」に選出されています。