Case Study

- 導入事例 -

株式会社ピーチ・ジョン 様

クリエイティブ部

商品部

ストア部

通販部

key-visual

株式会社ピーチ・ジョン

女性向け下着の開発・販売。ECサイトとリアル店舗を中心に事業を展開。

リアル店舗は、国内39店舗、海外では香港、台湾にあわせて6店舗を展開。マスターブランドPEACH JOHNを中心に、共通の価値を持ちながら年代にあわせたチューニングを行った、「GIRLS by PEACH JOHN」、「SALON by PEACH JOHN」「PEACH JOHN BEAUTY」のサブブランドを展開しております。

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マーケティングコンテンツの一元管理と制作プロジェクト管理によるDX推進

商品画像のEC自動配信と年間300案件の校正・承認フローをデジタル化

  • 約700点の商品に関連するアセットの一元管理

    同社では、約700点の商品に関連するオンラインショップやブランドサイトで使用するバナーやSNSコンテンツ、商品画像、モデルカットなど25,000件を超えるアセットの一元管理を目的にCIERTOを採用しました。ファイルサーバや老朽化した社内システムによるファイル管理と担当者によるモデル契約期間の管理には大きな業務負荷と誤使用のリスクを孕んでいました。CIERTOでは、これらの課題が一掃され、マーケティング業務の最適化に成功しています。

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  • 年間300点のコンテンツ制作DX化を実現

    APROOVE WMの活用により、バナーやSNSコンテンツ、ストアPOPなど年間300点に及ぶコンテンツの校正・承認ワークフローを構築しています。1案件を約2週間で制作しなければならない非常にタイトなスケジュールでマーケティング業務が進行しており、制作プロジェクト管理は同社にとって重要なDXソリューションです。クリエイティブ部を中心に、商品部、ストア部、通販部など1案件につき5~10名の校正・承認者が介在する制作業務の生産性向上につながっています。

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  • CIERTO-EC連携によるオンラインショップ運営最適化

    公式オンラインショップの運営効率化は、同社にとって非常に重要な取り組みのひとつでした。これまでは、商品画像やモデルカットを担当者が手作業で掲載していた為、多くの工数が発生していました。オンラインショップの大型リニューアルをきっかけに、CIERTOとECパッケージ「ecbeing」のシステム連携を実現させたことで、人的作業を大幅に削減しオンラインショップ運営の最適化を実現しました。

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導入の背景 | 担当者様インタビュー

年間300万円以上の業務コスト削減を見込んでのシステム導入

システム導入における投資対効果の算出は社内説明において重要なポイントでした。システム導入前の作業工数を各部門にヒアリングし、CIERTOの導入については年間300万円以上の業務コスト削減を見込んで導入を決定しています。システム検討に際して、他社製品との比較も行いましたが、CIERTO、APROOVEともに標準搭載された機能の幅広さと柔軟性、両システムを連携することで一貫した制作ワークフローを構築できる点を評価しました。利用部門はこれまでの作業の仕方をシステムに当てはめたくなる傾向があることから、個別カスタマイズを希望するケースもありますが、個別カスタマイズはソフトウェアのバージョンアップがしづらくなるなど将来的なDX推進において弊害になり得ると考えています。多数の企業の要望を吸収したソリューションスタンダードに合わせる形で業務フローの変更などを関係者と擦り合わせながらシステム活用を実現しています。

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活用方法

  • マーケティングコンテンツの効率的な共有と検索

    CIERTOでは、IllustratorやPhotoshopで制作されたデザインデータや制作の作業履歴データ、EC用のJPG画像などが一元管理されており、マーケティング・オンラインショップ運営に関わるメンバーは効率的なファイル共有を実現しています。Adobeソフトで制作されたデータを含む各種コンテンツはCIERTO上でプレビューが可能なため、ファイルイメージの確認業務もスムーズになっています。また、商品画像には、商品番号やブランド名、発売年、シーズン情報がメタデータとして付与されているため、多角的な条件をもとにした高度な検索が可能になっています。

  • モデルの契約期間管理によるブランドマネジメント

    商品の訴求力を高めるために重要なモデルカット(商品を着用したモデルの画像)には、モデルとの契約期間をメタデータとして付与しています。これまでは、担当者ごとにモデルの契約期間をエクセルベースで管理していたため、誤使用によるブランディング低下のリスクはもちろん、契約期間終了に伴う、オンラインショップからのモデルカットの掲載取下げを人海戦術で行わなければならず負荷の高い業務となっていました。CIERTOでは、モデルカットの使用可能期間を一目で把握でき、期限切れのモデルカットには使用禁止の透かしが付与されることで、コンテンツ活用におけるブランドマネジメントの徹底に繋がっています。

  • 進捗管理・校正/承認による最適な制作ワークフロー

    APROOVE WMの進捗管理機能では、複数の制作案件を俯瞰で見た際の進行状況や案件単位での校正・承認の完了状況をグラフ形式で確認することが可能です。作業依頼の対応が遅延しているメンバーにはシステムから自動でリマインド通知が送信されるため、メールやチャットでのアナログなやり取りも不要になりました。また、オンライン上で複数人が同時並行で修正指示を入力したり、指示内容の履歴管理も可能です。APROOVE WMで回覧が完了した校正プロセスは作業履歴としてCIERTOに自動アーカイブされるため、CIERTOとAPROOVE WMによる一貫した制作ワークフローを実現しています。

  • 命名ルールをキーにしたECへの商品画像自動連携

    CIERTOに管理された商品画像とモデルカットは商品番号が付帯されたファイル命名のルールをキーに、「ecbeing」の商品管理機能に1時間に1回自動で連携されるため、商品画像とモデルカットをオンラインショップに手動で登録する必要はありません。また、CIERTO上でモデルカットに付与された契約期間の情報も「ecbeing」に連携されることで、契約期間が過ぎたモデルカットはオンラインショップから自動的に掲載が取り下げられるようになっています。これにより、企業としてのブランドマネジメントを遵守しながら、オンラインショップの運営最適化に成功しています。

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デジタルアセット 管理システム

デジタルアセット管理システム「CIERTO(シエルト)」は、企業の事業活動(広報・宣伝・販促・営業活動)における媒体・コンテンツ制作に関わるあらゆる情報をクラウドやライセンスベースで一元管理するシステムです。コンテンツ制作に関わる各関係者は、CIERTOを中核にオンラインで制作工程を進行することにより、媒体制作における生産性向上やリモートワークが実現します。CIERTOは商品に関わるマスタ情報を一元管理し、ECサイト、Web-CMSへの情報配信も支援します。統一された情報を多メディアに展開することでのブランド管理やチャネル配信のリードタイム短縮を実現し、企業の販促活動をサポートします。
CIERTOは日本国内における実績と先進性を評価されて総務省が支援する「ASPICクラウドアワード2019」において総合グランプリを受賞しています。2022年には「APAC CIOOutlook」において「2022DAMソリューションプロバイダTOP10」に選出されています。