Case Study

- 導入事例 -

リンベル株式会社 様

カタログ制作部門

EC部門

営業部門

key-visual

リンベル株式会社

同社はブライダルギフトの企画開発・販売会社として、限られた商品ジャンル、持ち帰りの不便さといったかつての婚礼引出物が抱えていた問題点を、「贈られた方が選べる」カタログギフトスタイルで解決しました。現在でもカタログギフトのパイオニアとしてカタログギフトの企画・制作・販売を主力事業として展開しています。カタログギフトで培ったノウハウを結集し、一般ギフト商品の開発・販売、通信販売事業や各種ポイントプログラムへの商品提供をはじめ、媒体制作まで多岐にわたる事業を展開しています。

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100万点以上の商品情報管理によるカタログ制作・営業活動効率化

-制作時のデータ検索時間短縮と営業へ向けた画像提供業務を90%削減-

  • カタログ制作の工期短縮・業務効率化を実現

    カタログギフトを展開する同社では、自社カタログや顧客のOEMカタログなど毎月40本のカタログ制作が進行します。以前と比較してカタログ本数の増加や短納期化が進み、効率化がより一層の命題となりました。またカタログギフトの特性上、過去に掲載した商品画像を再利用するケースも多く、膨大な商品画像データの中から的確に取得できる必要がありました。CIERTO導入後は、関係者全員がタイムリーに商品画像を探すことが可能になりました。

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  • 外部制作会社とのオンラインワークフロー

    月間40本のカタログをスピーディに発行するため同社ではカタログ制作業務を一部内製化しています。同社では社内制作用のNASとクラウド上にあるCIERTOを同期し、NASで作業したデータをそのままCIERTO経由で協力会社に受け渡したり、営業に共有しています。旧システム運用時は制作作業後に外部公開フォルダへの再登録が必要でしたが、これを意識することなく社外とのデータ共有ができるため、制作時間短縮とミス防止を実現しました。

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  • 画像変換業務の削減とコンテンツ活用促進

    同社ではカタログで使用した商品画像やロゴを提案書、ECサイト、各種販促ツールへ再利用しております。以前は各部署から制作部にデータ提供依頼があるとその都度、デザイナーがPhotoShopで画像変換を行い提供していました。媒体やサイトごとに適切な画像形式やサイズが異なるため、変換点数が多い時は本来の業務を圧迫しておりました。現在は各部署がCIERTOに集約された商品画像データの形式変換を行うことでこれを解消しております。

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導入の背景 | 担当者様インタビュー

基幹システムとの商品情報連携による運用拡張に期待

弊社はCIERTOの前身であるXINETというDAMシステムを利用していましたが、費用面や将来的な拡張性の観点からCIERTOへのソフトウェア切替えを行いました。VPJの自社開発製品であることやUIの分かりやすさなどもポイントが高く、現在はより効率的なシステム運用が行えています。また制作端末上で作業したデザインデータが、協力会社や営業とタイムリーに共有できる点は他社製品にはない特徴だと感じています。近い将来構想としては、基幹システムとの商品情報連携やこれに伴うECサイト連携などを考えております。特に期待したい部分は商品イメージデータの持ち方です。現状、異なるカタログに同一商品が掲載されている場合、それぞれのカタログフォルダに同一商品のイメージ画像が存在していますが、今後は1つの商品情報と商品イメージが2つのカタログに紐付けできるようにしたいと考えています。

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    それぞれの地の美味・美食に精通する地方新聞社が選んだ、全国47都道府県の自慢の味わいを一冊にまとめたカタログギフト

活用方法

  • ゲスト配信機能の活用でデータ共有を効率化

    CIERTOに同期されたデザインデータの受渡しの際、利用頻度の少ない利用者とは、ゲスト配信機能を利用することでURL発行のみの簡単操作でデータ受渡しが可能です。これにより必要以上にID/PW発行や公開設定などの管理者操作を行わなくなり、管理負荷が軽減しました。また利用期限設定やプレビューのみを見せる設定が可能になり、これまで以上にセキュアな配信が可能になりました。CIERTOは利用者の操作履歴を詳細に追うことができるため、ゲスト配信機能においても受渡しが問題なく行われているかを確認し、送付漏れや受取り漏れの防止もできております。

  • 半年で2万件!営業活動を支援する画像形式変換

    CIERTO導入以前はカタログで使用した商品画像やロゴデータを営業が提案書で利用する際に、紙ベースで利用申請を行っていました。しかし承認を経てデータを提案書に使えるようになるまでに相当の時間を要するため、営業活動の遅延リスクがありました。CIERTO導入後は営業が使用できるデータをシステム上で制限できるため申請形式を排除し、営業がIllustratorやPhotoShopのデータをJPGやPNG形式に変換し提案書に活用しています。また、運用実績報告をまとめた定期診断レポートでは、半年間で約2万件の画像変換ログが収集され、同社の営業活動を大きく支援しております。

  • オンライン校正導入による更なる業務効率化

    同社では、テレワークが進む中で新たにオンライン校正機能を取り入れる方針を立てております。数千社におよぶ仕入先を含めたカタログギフトの校正業務のすべてをオンライン化することは難しいですが、一部オンライン化するだけで相当数の工数削減になると想定しています。ギフトカタログは同一ページに複数社の仕入先商品が掲載されますが、他の仕入れ先情報が見えないよう仕入先1社ごとに専用の校正台紙を作成しメール配信を行うため、膨大な時間を要しているからです。協力会社や各部署間を巻き込み、時間や場所の制約を受けない効率的な校正、進行管理業務が遂行できる体制にしたいと考えています。

  • 営業からのデータ提供依頼件数を90%削減

    以前は約100万点のデザインデータがファイルサーバやHDDに保存されていた為、フォルダ階層やファイル名などから担当者の記憶をもとに探しており検索性に問題がございました。これ加え、デザインデータを営業に共有していなかったことで営業部から制作部への画像提供依頼も多く、制作業務を圧迫するほどでした。CIERTO導入後は制作、営業ともに必要なデータをすぐに検索し取得できるようになり、より生産性の高い業務に比重を当てることが出来るようになっております。以前は月に600件程の画像提供依頼が来ておりましたが、現在ではその業務の約90%が削減しております。

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デジタルアセット 管理システム

デジタルアセット管理システム「CIERTO(シエルト)」は、企業の事業活動(広報・宣伝・販促・営業活動)における媒体・コンテンツ制作に関わるあらゆる情報をクラウドやライセンスベースで一元管理するシステムです。コンテンツ制作に関わる各関係者は、CIERTOを中核にオンラインで制作工程を進行することにより、媒体制作における生産性向上やリモートワークが実現します。CIERTOは商品に関わるマスタ情報を一元管理し、ECサイト、Web-CMSへの情報配信も支援します。統一された情報を多メディアに展開することでのブランド管理やチャネル配信のリードタイム短縮を実現し、企業の販促活動をサポートします。
CIERTOは日本国内における実績と先進性を評価されて総務省が支援する「ASPICクラウドアワード2019」において総合グランプリを受賞しています。2022年には「APAC CIOOutlook」において「2022DAMソリューションプロバイダTOP10」に選出されています。