Case Study

- 導入事例 -

大成建設株式会社 様

設計本部

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大成建設株式会社

大成建設は、国内外で、土木事業、建築事業、開発事業を中心に、長年にわたり培かってきた高度な技術力に基づき、建設工事全般に関する企画、設計、監理、施工、エンジニアリング、マネジメント、コンサルティングなど、様々な事業を展開しています。

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情報共有プラットフォーム構築で実現するデータ資産価値の向上&活用強化

- 全国拠点とのオンライン共有で機微な情報を含めたナレッジシェア環境実現 -

  • 設計情報一元化、セキュア連携環境を確立

    大成建設の設計本部で各々が保有するデータには機微な情報が含まれるケースが多く、外部公開のウェブサイトによる展開などは出来ないため、簡単に情報共有出来る場を求めていました。設計部内で「資産」として活用されるべき情報を一元的にCIERTOで管理する場合は、アクセス権や、ダウンロード権など適切な権限設定をもとにセキュアな情報共有が出来るため、設計部内で「資産」として活用されるべき情報がより集まる場所となり、共有される数が増加しました。

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  • 社内情報共有、収集加速を全国拠点規模で実現

    会社全体での情報共有が難しい理由として、社内PCからのみサーバー上のデータ参照、フォルダごとのアクセス権、アイコンとファイル名が並んでいるだけの格納方法では、どんなに良いコンテンツも埋もれてしまっておりました。CIERTOでは、ファイル名検索以外の検索性や、サムネイル一覧でプレビューもサクサク見られるようになります。結果的に、各プロジェクト情報を全国拠点のメンバーが手軽に閲覧できるようになりました。

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  • 許諾情報管理によるデータの二次流用効率化

    WEBサイトや書籍、提案書などに掲載されている綺麗な竣工写真を二次利用する際の最大の課題は、関係者に使用許可を都度確認する必要があることでした。設備ごとに利用できる範囲も異なるため、流用確認が面倒で使用されないケースもありました。CIERTOの機能であるメタデータを利用すれば、使用ルールを各コンテンツごとに記載できるので、都度の確認で発生していた工数がなくなります。その結果、用途ごとにルール内での二次流用を効率化しています。

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導入の背景 | 担当者様インタビュー

「全員がここを見れば必要なデータがある」という状態を作るのが目的

大成建設株式会社では以前、プロジェクトデータや画像、各種情報などの様々なデータを個人が保管していたり、プロジェクトメンバーのみの閲覧に限定されているフォルダで管理していたりと、データが点在し社員間での情報共有が図れていない状況でした。必要なデータを探す時には保存場所を関係者に問い合わせる手間や、必要な情報が見つからずゼロから資料を再作成するなど無駄な工数が発生していたため、「全員がここを見れば必要なデータがある」という状態を作れるデータの一元管理の仕組みを必要としていました。システム検討が行われた結果、データをプレビュー付きで管理できる点と、ユーザーフレンドリーな要素が多い点などが評価されCIERTOの導入が決定致しました。VPJが自社で国内に開発部門を設けている点も、システム購入後の機能追加などレスポンスが期待できるとして選定のポイントとなった経緯があります。

活用方法

  • 建築業界特有の属性登録によるキーワード検索

    CIERTOでは、竣工図や竣工写真、研修動画、提案書、検討書、仕様書、パンフレットなどのデータを一元管理し、コンテンツに関する様々なキーワードをメタデータとして登録しています。これにより、ユーザーが検索窓にキーワードを入力するだけで求める情報がヒットする状態に環境整備できました。建築業界特有の属性(規模、面積値など)検索実現や、書類種別(仕様書、提案書、図面など)を横断した横串での検索実現、担当者名での検索実現に加え、CIERTOではファイル内のテキストを対象にした全文検索機能があるので、データの検索にかかる時間の短縮に成功。全国拠点にいる設計本部の社員全体の業務効率アップを実現しています。

  • デバイスアクセスによる場所問わない情報参照

    設計者は、建設現場・社内外客先会議・リモート業務と場所を問わずipadからプロジェクト情報にアクセスできることが重要でした。同社では、大成建設内で所持する情報を即座に活用する際、CIERTOを導入することでPC・iPadからオンラインでアクセスすることが可能になり、利用者はどこでも見られる環境を構築することで、端末にデータをダウンロードしておく必要なく、不用意なダウンロードや、コピーデータ防止にもつながっております。コンプライアンス性高く同社の情報を共有出来る幅が広がったことで、共有できる機微なデータの種別が増加につながり、共有できるナレッジの質を向上しました。

  • ログ機能による拡充すべきコンテンツの把握

    CIERTOはログ機能が充実しており、各データに対するアクセス情報を取得することで、誰がいつどのアセットを見ているのかを分析できます。これにより、社員が必要としているデータの傾向が分かるため、CIERTO内に拡充させていくべきコンテンツの考案や補充が容易になります。そのおかげで、CIERTOを利用するユーザが何を求めているのかを、運用管理者がしっかりと把握できるようになり、適切なユーザサポートが実現。利用者側が求める理想的な情報共有のプラットフォームを目指して、日々、情報をアップデートしています。

  • 豊富な動画機能の活用共有による確認作業効率化

    社内で開催される講習会の動画をCIERTOにアップロードすることで、会の欠席者が社内PCやiPadからいつでも動画を閲覧することができるようになりました。CIERTOの動画機能ではストーリーボードと呼ばれる動画のコマ割りがサムネイルとして自動で表示されたり、動画シーンに対するコメントを登録検索できるため、長尺動画も再生せずに内容を確認することが可能です。サムネイルの内容やシーンコメントからどの辺りでどんな話をしているかを把握できて頭出しも簡単に行えるため、確認作業の効率化に繋がっています。今後は施工風景を定点観測した動画の共有など、活用範囲を拡大していく予定です。

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CIERTOは日本国内における実績と先進性を評価されて総務省が支援する「ASPICクラウドアワード2019」において総合グランプリを受賞しています。2022年には「APAC CIOOutlook」において「2022DAMソリューションプロバイダTOP10」に選出されています。