Case Study

- 導入事例 -

株式会社タムロン 様

マーケティング部

各グローバル拠点

key-visual

株式会社タムロン

1950年創業。独自の先端技術により、あらゆる分野における光学製品の研究開発から企画、設計、生産、販売、サポートまで一貫した事業体制をグローバルに展開できる世界でも数少ない総合光学機器メーカーです。主力製品であるコンシューマー向けの一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ用交換レンズをはじめ、監視カメラ用レンズ、FA/マシンビジョン用レンズ、車載用レンズ、医療用レンズ、ドローン用レンズなど革新的な製品を提供。事業を通じて社会課題の解決に挑戦することで、持続可能な社会の実現に貢献し、社会に尊敬され、真に必要とされる企業を目指します。

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統一したキービジュアルによる販促を実現する重要な販促資材プラットフォーム

- グローバル拠点を含めた制作運用と、資材提供における業務効率化を実現 -

  • 40機種のレンズ製品キービジュアルが自然集約

    写真関連事業に限ると、レンズ販売機種は約40機種。販促制作物は紙媒体・WEB媒体の両軸があり、各媒体で使用する販促素材用の製品CG・製品実写写真・作例写真を当社マーケティング部で制作しています。レンズとカメラの接続部分がメーカごとに異なるため製品数が更に増えていく中、販促素材の一元管理を行う必要がありました。CIERTOを活用することで、結果的に製品の主要販促物が集約され、他部署にも活用されるプラットフォームを確立しています。

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  • 制作時の情報共有/データのやり取り、代理店への資材提供基盤

    当社では、各種資材の企画・制作のワークフローのうち、情報共有/データのやり取りをCIERTOにて実現しています。特に新製品に関わる制作物の企画時に、機密情報を含んだ情報共有が必要な場面が発生しますが、CIERTOの導入により、セキュアな環境が担保できました。また、全世界でCIERTOが利用できるため、国内拠点で完成した資材の海外現地法人・代理店へのタイムラグの無い提供を実現しています。

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  • 動画「切り抜き」機能によりマーケティング業務効率化

    「切り抜き」とは、動画配信の一部を切り抜いたコンテンツのことです。CIERTOのトランスコード機能では、秒間を指定しての動画フォーマット変換書き出しが可能なため、専用のソフトを用いることなく短い尺の動画を生成出来ることで、SNSでのマーケティング業務を効率化しています。切り抜き動画をSNSで見ることで、YouTubeなどで配信する元の製品動画コンテンツに興味を持ち、新製品販促動画にリーチする手法として注目されています。

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導入の背景 | 担当者様インタビュー

課題解決におけるDAMで最もメジャーな企業であったことが決め手

当社では以前から制作物を国内外で共有するためのWEBシステムは存在していましたが、前身の同サービスは10年以上使用していたこともあり、構造が古く、ログインIDも共有利用にてセキュリティ面でもリスクがありました。特筆する課題は、社内外へのデータ共有までの手間です。前身のサービスがWEBサイトに近い構成のため、共有するためにはWEBページ更新と同様の手配が必要になり、各グループごとのサイトに同じ資材の情報を複数更新するなど、タイムリーな共有を実現するのが困難でした。課題解決におけるDAMサービスで最もメジャーな企業であったこと、日本国内でのサービス提供やサポート状況が手厚かったこと、他社導入実績の多さや信頼性などを理由に、VPJ社を選定しました。今では、各製品の販促物がこのCIERTOに集まる運用になり、同社社内でも有益なサービスとして認知されています。

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    本社屋外観

  • 株式会社タムロン サービス画像2

    特機事業部

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    映像事業本部

活用方法

  • 「ダウンロードを行わない」選択による工数削減

    CIERTOのプレビュー機能により、ファイルのダウンロードを行わずに内容確認を可能にしました。例えば写真選定フローに役立っています。特筆する素材として、実際に製品のレンズを使用して撮影した写真「作例写真」が各製品ごとに150点ほど存在しています。製品の性能を表す訴求ポイントになるため画像の細部を確認する作業が多く、CIERTO導入以前はダウンロードをして見る作業を行っていました。CIERTOでは「画像を大きく表示する機能」があり、画像を原寸サイズで確認が出来るため、非常に便利です。ダウンロードを行わないことで、確認時の作業工数削減につながっています。

  • セキュアな環境での制作データ社内外共有実現

    資材制作中のデータのやりとりにおいてメインで関わるのは、社内のメンバーの他に制作委託先2社と写真家です。CIERTOを導入することで、データの受け渡しには無料のオンラインストレージは利用せず、セキュアなCIERTO環境下でデータを共有しています。利用者は各々にIDとPWが発行されており、ユーザー間のIDとPWの共有は厳禁としているため、管理者側ではアクティビティを検索することで、資材の受け取りなど利用状況を把握できるようになりました。急遽データを差し替えた場合の連絡や、何か情報が流出した場合の対処において各ユーザにおけるアクティビティ情報は活躍しています。

  • フォーマット複数手配の手間削減

    新製品のアピール先としてWEB、SNS、YouTubeを利用しており、各配信媒体先ごとに販促宣伝を行うためにCIERTOの「画像変換」機能を主に活用して、TIFFやPSDの画像データを、JPEGやPNGのフォーマットに変更しています。CIERTO導入以前は、フォーマット変換の環境をもっていない利用者に対して、1製品に対して複数のフォーマット素材(例:PSD、JPEG、TIFF)を予め提供側で事前に準備していました。利用者自身のタイミングで即変換実行環境が整うことで、利用者、素材提供者双方の業務時間短縮を実現しています。

  • SNSマーケティング業務に動画資材をフル活用

    当社のマーケティングでは動画をよく活用しており、動画制作におけるフローでCIERTOの動画機能を活用しています。動画プレイヤーを利用すること無くブラウザで再生(倍速含む)して確認を行えるのは勿論のこと、自動で生成されている1秒毎のフレーム表示があり、動画を再生せずとも内容を確認できるため、動画の内容把握における時間を短縮しています。また1フレームのPNG画像書き出し機能があり、動画内の映像を画像としてSNSの宣伝利用に活用できることでタイムリーな販促活動を実現しています。秒間を指定しての切り抜き編集業務と合わせて、動画マーケティング業務をCIERTO内で実現しています。

関連商品

デジタルアセット 管理システム

デジタルアセット管理システム「CIERTO(シエルト)」は、企業の事業活動(広報・宣伝・販促・営業活動)における媒体・コンテンツ制作に関わるあらゆる情報をクラウドやライセンスベースで一元管理するシステムです。コンテンツ制作に関わる各関係者は、CIERTOを中核にオンラインで制作工程を進行することにより、媒体制作における生産性向上やリモートワークが実現します。CIERTOは商品に関わるマスタ情報を一元管理し、ECサイト、Web-CMSへの情報配信も支援します。統一された情報を多メディアに展開することでのブランド管理やチャネル配信のリードタイム短縮を実現し、企業の販促活動をサポートします。
CIERTOは日本国内における実績と先進性を評価されて総務省が支援する「ASPICクラウドアワード2019」において総合グランプリを受賞しています。2022年には「APAC CIOOutlook」において「2022DAMソリューションプロバイダTOP10」に選出されています。