TOTO株式会社 様
制作部門
営業部門
事業部門
制作会社
TOTO株式会社
水まわりを中心に人々の生活に関わる商品を提供。事業を通じて社会の発展に貢献し、世界の人々から信頼される企業であることをめざしています。「きれいと快適」「環境」「人とのつながり」の3つをグローバルなテーマとし、サステナビリティ経営に取り組んでいます。
カタログ制作プロセスのDX化により年間700時間以上のコスト削減を実現
-画像制作~公開のワークフロー整備による生産性の向上と効果的な販促支援の実現-
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課題/ソリューション 1
【課題】
“制作プロセスのブラックボックス化により進捗管理が難航” 1000ページを超える総合カタログをはじめとした多様なカタログに掲載する商品画像の制作プロセス管理が担当者依存であったため、最終的な画像がリリースされるまで進捗状況が見えず、カタログ制作上で大きな負荷がかかっていました。
【ソリューションと成果】
“ワークフローの整備・見える化により制作業務を効率化” 「CIERTO」の導入により、制作プロセスのワークフロー全体が整備され、画像制作から公開までの進捗が記録され、制作関係者全員が確認できるようになりました。IDによる細かなアクセス権管理により、適切な利用者が適切な画像にアクセスできます。 -
課題/ソリューション 2
【課題】
“煩雑な画像共有業務により生産性が低下” 従来は、営業部門が販促用に画像を使えるのはカタログ完成後のため、制作部門は事前プロモーション用に大量の画像送付依頼を処理する必要がありました。販促物の完成までも時間がかかるため、タイムリーな営業活動ができませんでした。
【ソリューションと成果】
“効率的な画像共有化により迅速な営業・販促支援が実現” 営業部門は「CIETRO」にアクセスし、完成した商品画像を簡単に検索・閲覧・取得し即座に営業活動に活用できるようになりました。取引先もゲストリンクにアクセスすることで多様な形式の画像を入手することができます。 -
課題/ソリューション 3
【課題】
“システム運用と担当運用の混在が課題” 従来はシステム運用している部分と担当者ごとに管理している部分が混在していたため、煩雑な運用負荷がかかっていました。業務改善を目的として1からシステムを開発することも検討しましたが、最終的には実現しませんでした。
【ソリューションと成果】
“自社用にカスタマイズしたDAMシステムにより大幅な業務改善が実現” 「CIERTO」をカスタマイズし、メールベースのワークフローをきめ細かく整備したため、全受信メールをチェックして確認するという従来の運用から大幅な業務改善を実現しました。関連する全部門の生産性が向上し、700時間以上のコストを削減しました。
導入の背景 | 担当者様インタビュー
パッケージとしての豊富な機能と高いカスタマイズ性が決め手
弊社では、カタログはプロモーションの軸となる重要な媒体ですが、商品画像の制作工程や共有プロセスは非常に煩雑でした。業務改善を目的として、「CIERTO」の運用開始約3年前にDAM構築プロジェクトを発足し、当初はフルスクラッチ開発とパッケージ「DAM」の両案で検討を進めました。しかし、開発には大きな投資が必要なため時間やコストの面から断念しました。またDAMパッケージの多くは機能が少なく追加開発ができないため、弊社の課題解決は見込めませんでした。 その中で出会った「CIERTO」は基本機能・価格・カスタマイズ対応の全てを満たしており、導入の大きな決め手となりました。リリース後も何度か改修を進めており、現在では媒体制作の重要な基盤となっています。
活用方法
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プレビュー機能による画像データの共有
撮影画像・PSDなど、様々なデータのプレビューを自動生成し、閲覧・共有できる「CIERTO」の機能により、制作会社・営業部門などコンテンツに関わるすべての関係者がデータを共有することが可能になりました。 それに加えIDによる細かなアクセス権管理により、見える画像をコントロールしています。
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CIERTOを活用した承認フロー改善
従来、制作部門は社内関係者・外部制作会社との画像確認のため1日100件以上のメールを参照する必要があり、大きな負荷となっていました。 現在は、承認状況に応じて自動で確認依頼メールが送信され、進捗状況に基づく画像検索も可能で、画像制作業務が大幅に省力化されています。
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変換機能を使った迅速・効果的な販促支援
弊社商品を取り扱う全国の取引先への製品画像の提供は、販促活動において重要です。Officeソフトだけを使用してチラシ等を作成する取引先もあるため、ニーズに合わせた画像提供が必要です。 「CIERTO」では、画像データをダウンロードする際に拡張子やサイズ、解像度を変更できるため、画像の利活用を容易にします。弊社では、ゲスト機能と画像変換機能を組み合わせることで取引先の販促活動を効果的に支援しています。
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メタデータを活用した効率的な画像検索・提供
公開済の画像それぞれにメタデータを登録しているため、営業部門が取引先の依頼に応じてCIERTOにアクセスし、目的の画像を迅速に取得できるようになり、画像提供が効率化されました。 また制作中画像の属性情報はアカウントごとに画面表示を変更できます。これにより、画像の生成経緯や元画像の確認業務も改善できました。
関連商品
デジタルアセット 管理システム
「CIERTO」は日本国内における実績と先進性を評価され、総務省が支援する「ASPICクラウドアワード」において2019年に総合グランプリ、2024年には「CIERTO PIM」が準グランプリを受賞しています。現在「CIERTO」は、業種や業界を問わず、事業活動において媒体・コンテンツを活用する多くの企業のDX推進を支援する革新的なソリューションとして、幅広く導入されています。最先端AI機能やクラウドストレージ連携、オンラインコミュニケーションなど最新技術をいち早く取り入れ、進化し続けるDXソリューションです。