BoxとDAMの共存・連携による「媒体/コンテンツの制作・管理・配信環境におけるDXの強化」について

BoxとDAMとの基本的な違いについてはこちらのコラム(DAMとBoxの違いを徹底解説:デジタルアセット管理の最適解を探る!)で取り上げていますが、今回のコラムでは、さらに一歩進んで、BoxとDAMの共存・連携による「媒体/コンテンツの制作・管理・配信環境におけるDXの強化」について説明します。

BoxとDAMのそれぞれの特徴について
Boxはクラウドストレージとしてストレージ容量無制限で使用できるので一般的なファイル共有のソリューションとしてはGoogle DriveやDropboxと同様に広く利用されています。一方、大容量のグラフィックスデータや動画データを取り扱う媒体/コンテンツの制作・管理・配信環境ではDAM(デジタルアセットマネジメント)システムの活用が進んでいます。DAMがこの分野において普及する理由は、動画やグラフィックスデータ等のコンテンツ制作に関わる殆ど全てのファイルフォーマットがサイズ制限なく、プレビューが出来る事です。全てのデータがプレビュー可能になることで、専用アプリケーションを持っていないクリエイティブ関係者以外のプロジェクト参加者も情報の共有が可能になります。さらにDAMはクリエイティブデータの情報共有ができることで、媒体/コンテンツの制作・管理・配信ワークフローに関わる生産性向上やブランディングを強化するための付加価値の高いDXソリューションを提供出来るようになっています。
BoxとDAMの共存・連携による広がる可能性
それでは本題のBoxとDAMの共存・連携について当社のデジタルアセット管理(DAM)ソリューションCIERTOでの2系統のワークフローを紹介します。CIERTOは先に説明の様に、媒体/コンテンツの制作・管理・配信に特化したシステムです。一方、Boxは全社の情報共有のためのクラウドベースのファイルサーバーです。
1、CIERTOは多くのプロジェクトで使われたコンテンツやデータをプロジェクト終了後にアーカイブし、ライブラリーとして利用可能な状態を維持します。基本的にアーカイブされたデータは頻繁に利用されることはありません。その為、2次利用するためのワークスペースとして、CIERTOからBoxにデータを転送するワークフローを提供します。具体的にはBoxユーザはCIERTOからBoxのログイン画面を呼び出し、Boxのストレージにアップロードする事により、全社的な2次利用のためのワークスペースとしてBoxの利用が簡単に可能になります。
2、反対に全社的な情報として活用されていたBox内のファイルを、媒体/コンテンツの制作・管理・配信ワークフローで利用する場合は、BoxからCIERTOに転送し活用する事になります。BoxユーザはCIERTOからBoxのログイン画面を呼び出し、アクセスユーザのBoxストレージ内の任意のデータをCIERTOに登録できるようになっています。この様にBox内の全社的なデータも必要に応じて媒体/コンテンツの制作・管理・配信ワークフローで柔軟に活用できるようになります。
以上BoxとDAMとの共存・連携による媒体/コンテンツの制作・管理・配信環境におけるDXの強化について当社の媒体/コンテンツのワークフローをベースに説明しました。数人規模の小さなワークフローでは兎も角、数十人規模で参加する媒体やコンテンツを制作するワークフローではDAMの活用が有効になります。
1、CIERTOは多くのプロジェクトで使われたコンテンツやデータをプロジェクト終了後にアーカイブし、ライブラリーとして利用可能な状態を維持します。基本的にアーカイブされたデータは頻繁に利用されることはありません。その為、2次利用するためのワークスペースとして、CIERTOからBoxにデータを転送するワークフローを提供します。具体的にはBoxユーザはCIERTOからBoxのログイン画面を呼び出し、Boxのストレージにアップロードする事により、全社的な2次利用のためのワークスペースとしてBoxの利用が簡単に可能になります。
2、反対に全社的な情報として活用されていたBox内のファイルを、媒体/コンテンツの制作・管理・配信ワークフローで利用する場合は、BoxからCIERTOに転送し活用する事になります。BoxユーザはCIERTOからBoxのログイン画面を呼び出し、アクセスユーザのBoxストレージ内の任意のデータをCIERTOに登録できるようになっています。この様にBox内の全社的なデータも必要に応じて媒体/コンテンツの制作・管理・配信ワークフローで柔軟に活用できるようになります。
以上BoxとDAMとの共存・連携による媒体/コンテンツの制作・管理・配信環境におけるDXの強化について当社の媒体/コンテンツのワークフローをベースに説明しました。数人規模の小さなワークフローでは兎も角、数十人規模で参加する媒体やコンテンツを制作するワークフローではDAMの活用が有効になります。